イヤイヤ雑感

イヤイヤが始まった気がする。何でもかんでもとにかく最初の返事は「やだないの」(やだとやらないの間？要は拒否・否定をあらわす)。まだ好きなもので注意を引いたり抱っこしたりすればご機嫌が戻るパターンも多くて、かわいいものだと思えるのだけど、これから激化していくのだろうかと思うとため息が出る。

イヤイヤというのはいろいろ要因はあるみたいだけど、ひとつには秩序を乱されるのが嫌というのもあるそうだ。

たしかに、座る椅子がいつもと違う、出かけるときにいつも連れて行くぬいぐるみがない、などのイレギュラーな事態に猛抗議されたことが何度かあった。

まあ考えてみたら生まれてまだ2年も経たない人にとっては世の中初めて見るもの聞くものだらけで、よくわからないけど、でもどうやらこういう習慣やルールがあるらしい！わかってきたぞ！と掴みかけたところで、それを逸脱されてしまうと確かに不安だろうなと思う。

自分の足で立って歩いて、ことばを理解してしゃべって、ご飯を自分で食べて。ふにゃふにゃの状態で産まれてたった2年足らずでこれだけのことを習得するんだから、まーめちゃくちゃだよなと思う。生きてるだけでめちゃくちゃ偉いしすごい。ほんと毎日が大冒険なんだろうな。

そう思うと、そりゃ疲れるし、イヤイヤもする、納得。なるべく不安な気持ちに寄り添ってあげたい…と思うものの、そううまくはできないもので。こっちこそイヤイヤだよ！となることも多々。

でもこうしてぶつかり合うというか、違う人間同士のやりとりができることが面白くもある。この人はわたしのお腹から出てきて、わたしと一緒に暮らしてるけど、わたしとはまったく別の人生を生きてるんだな〜と、当たり前のことをしみじみ思う。