なるべく軽やかに書きたい
「◯◯が××です」みたいなつぶやきに対して
「◯◯が××なんですね!^ ^」みたいなことだけをリプライしてる人をたまに見かけるけど、
まったく目的がわからなくて混乱してしまう。
どういう反応が欲しくてそのリプライをいちいち打ち込んだのだろう。
自分なりにそのリプライをするに至った思考を想像するに、
おそらく会話のテクニックとしての「おうむ返し」を実行してるのかなと思う。
「今日はいい天気ですね〜」「そうですね、いい天気ですね」
会話の間を持たせるためにわざとそのように同じことをそのまま返す、
すると相手の印象を損なわない、みたいなのを聞いたことがある。
それにしても、それをなんで文章でやるのか、やっぱりわからない。
黙ってりゃいいじゃないか。
「いいね!」的な意味なのかな、とも思うけど、
それならただハートマークをクリックすれば済む話なのに。
メールやLINEやツイッターなどの短い文章でのやりとりにあたって、
即反応を返せる人というのは、
たぶん話しことばと書きことばの間に壁がないのだと思う。
ふだん話しているのと同じように文を書けるから、そのやりとりに躊躇がない。
間をおくことなく、軽やかに会話をできる人をうらやましくも思う。
「◯◯が××なんですね!^ ^」的なリプライを面倒臭がることなく
「そうなんです、その◯◯は△△で…」みたいに返せる人はすごいと思う。
わたしの場合、ツイッターでは人のリプライに返事をするのがおっくうで
リプライ通知が来てもなるべく見ないようにしてしまう。
LINEは返すのがだんだんしんどくなって、
最終的に既読スルーで終わってしまう。
即返信をしなければならない場合、
「了解」「ありがとうございました」などのテンプレを駆使して返す。
そうでなければ時間がいくらあっても足りない。
文章上で雑談というものができない。
対面の会話であれば、黙っていても表情を作ればいい。
適当な相槌でごまかすこともできる。
しかし文章のやりとりの場合、無言は無視、
あるいは自分の存在をないものとすることと同じだ。
黙ってりゃいい、とさっき書いたが、
それを言っちゃおしまいなのだ。
文章に対して、過剰にロマンチックなのかもしれない。
何かを書く限り、誠実であらねばならない、丁寧であらねばならない、
どんなに短文であろうと、相手が見えないぶん慮ったものでなくてはならない、
という意識がある。
そうすると、文章はどんどん重いものになってしまう。
それで、書かなくなる。
アウトプットを続けて、人に見てもらうことで、その重さが少しでもましになるのではないか、
というのが、そもそもブログを始めたきっかけだったように思う。
再び、なるべく、書いていこう。