どうでもよくない日記

とりとめない日記です。

立派な大人に

いい歳をして恥ずかしいのだが、
いつまで経っても下っ端感が抜けない。
年齢的には、下っ端と呼ばれない立場なのはもう分かっている。
ある程度の大人の責任と自信をもって、
人と接しなければならない。
たとえ責任も自信ももてなくても、
そのように振るまわなくてはならない時は生きていれば幾度も訪れる。
冷汗たらしながらなんとかやっとのことで、
大人のふりをしてその場をしのぐのがせいぜいだ。


なんだか周りの人が、
年上だろうが年下だろうが、
皆自分より立派な大人に見えてしまう。
それに比べて自分は何も成し遂げてない、と思う。
学生の頃は学業という明確な、
周りの人と共通の目標があったけど、
今はもうない。
ふつうに生きてるだけではなんの成長もない、ということに今さら愕然とする。
ただ加齢と共に心身が衰えていくばかり。
自分でなすべきことを見つけなくてはならない。
何かを積み重ねなくてはならない。
そうでなければ、どれだけ老いても下っ端感の抜けない
卑屈な妖怪になってしまう…。

こんなことを考えていると、
エレファントカシマシの「地元の朝」のフレーズが
頭の中でぐるぐる回る。


「立派な大人になりたいな
立派な大人になりたいな
確かな仕事を仕遂げたいもんだな」


宮本さんは30代後半でこの詞を書いた。
じゅうぶん大人といっていい年齢だ。
才能と実績があってさらにストイックな宮本さんと
自堕落な自分は全然違うぞ、ということは前提として。
なんだかこの詞は教訓のように胸に刻まれている。

立派な大人になりたい。
と思い続けて、道半ばで死んでいくのかもしれないけど。