どうでもよくない日記

とりとめない日記です。

アイドル・道重さゆみちゃんのこと

わたしはアイドルが好きです!

 

アイドルを見ていていちばん心をつかまれるのは、

歌っているときの笑顔です。

魅せることを意識して出た笑顔なのか、

本当に心からステージが楽しくて笑ってるのか。

そのどっちとも判断のつかない笑顔を見たとき、

ぐぐっと引き込まれるものを感じます。

 
 

ステージに立つ人というのは、

決して観客に素顔を見せないものだ、と思っていました。

歌やお芝居の世界を作り上げるために、

素の部分を持ち込まず、役割に徹するのがプロなんだろうと。

でもアイドルのステージを見るようになってから、

本人のパーソナリティーを垣間見せることで、

より届く表現になる場合もあるのだと思うようになりました。

 

アイドルのコンサートで繰り広げられるのは楽しくてかわいくて、

時に凛々しくかっこいい、夢のような世界。

その中で輝くアイドルの姿はあまりにもまぶしくて、

時に自分なんかとは別世界の生き物みたいに見えることさえある。

 

でも、冒頭に述べた、どっちともつかない笑顔を見たとき、突然気づいたのです。

あそこで笑っている彼女は決して別世界の生き物じゃない。

わたしたちと同じように笑い、同じように怒り、同じように悲しむ、

ひとりの人間、ひとりの女の子なんだ。

彼女が今立っている夢みたいに美しい世界と、

わたしがふだん生きているしょうもない世界って、

つながっているんじゃないか!

 

アイドルがやっていることはつまり、

平坦な日常から輝かしい世界への橋渡しなのだと思うのです。

だから、観る者に生きる希望を与えられる。

大げさでなく、とても尊いことです。

 

 

すばらしいステージングで夢を見させながら、少しだけ素顔を覗かせる。

ものすごく繊細なバランス感覚とたいへんな努力を必要とする作業だと思うのですが、

それができるアイドルのひとりが、道重さゆみちゃんなのです。

彼女はプロデューサーであるつんく♂から、

 

「どこまでがピュアで、どこからか計算か。

これが道重のテーマやったと思うけど、最後のほうはピュアが勝ってたね。

 計算しない道重から出てくる言葉も笑顔も行動もすべて心に届くいいものでした」

 

Yahoo!ニュース - 道重さゆみ つんく♂のねぎらいに涙目 どこまでがピュアで、どこからか計算か (デイリースポーツ)

 

ということばを贈られています。

ピュアと計算。

最後にピュアが勝った、という部分も含め、

アイドルとしての彼女の歴史を見事に言い表していると同時に、

アイドルという存在の魅力そのものに触れた名言だなと、

一ファンとして感じます。

 

 

この曲は卒業シングルのカップリングで、

さゆみちゃんのソロ曲です。

夢みたいにふわふわしたかわいい曲調と、

それに反するようなちょっとリアルな歌詞。

まさに彼女にふさわしい、彼女のための、彼女にしか歌えない曲だと思います。

 


道重さゆみ 『シャバダバ ドゥ~』(Sayumi Michishige[Shaba Daba Do ...

 

さゆ卒業おめでとう!