どうでもよくない日記

とりとめない日記です。

絵本記録5

こどもが春休みだったり風邪引いたり(2回)濃厚接触者になったりGWになったりで、ほぼ園のお世話になれない日々が続き、疲弊していました。久しぶりに絵本記録を書きます。

 

「はらのなかのはらっぱで」(アーサー・ビナード

www.froebel-kan.co.jp

こどもが選んだ絵本。表紙の絵が目を引く。胃袋らしきものの中に変な生き物たち。なんだこの不思議な愛嬌あるやつらは?と思ったら、江戸時代の医学書針聞書(はりききがき)」に登場する虫たちなんだそう。かつてあらゆる病は体の中に棲む虫の仕業と考えられており、絵本に登場する18種類の虫たちはそれを図解化したもの。それぞれ棲む臓器も起こす症状も違う。病気を起こす原因なわけで、みんな悪者なのだけど、ちょっと間抜けで愛らしい。わたしのお気に入りは気積(きしゃく)。見た目もいいけど「油物好きのおかず好き」というところもかわいい。こどもは妖怪やおばけの絵本のような感じで楽しく読んでいた。超面白かったので大人にもおすすめしたい。

 

 

「ぶたぶたくんのおかいもの」(土方久功

www.fukuinkan.co.jp

名作との噂を聞いてわたしが選んだ。ぶたぶたくんがはじめてのおつかいに行くという、まあかわいいお話なんだけど、絵が…どうにも不穏な感じがする。特に最初に出てくるパン屋のおじさんと、顔つきパン。怖いよ!八百屋のお姉さんも目の焦点が合っていない。絵が違ったらかなり印象が変わるだろうな。歌が出てきたり、早口の部分、ゆっくり読む部分が出てきて、リズムがついて飽きさせない。まあまあ長いお話だけど、数回読んで子どもはすっかり文章を覚えてしまった。